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昨日 新京極シネラリーベで開催されている映画祭のプログラムの 「マイマイ新子と千年の魔法」を見てきました。 この映画は昨年11月公開されたもので 当初は 「高樹のぶ子原作、昭和30年代の山口県防府市での作者の体験を元にした少年少女の成長期・・・ 最近流行のノスタルジーアニメかあ」と、スルーするつもりだった。 が、密かに愛読しているブログ主さんが、非常に絶賛されていて(これはただのノスタルジーアニメではないかも)と、考え直し、観に行こうと思いなおした。 が、上映開始後 集客率が低かった模様ですぐに「午前中、もしくは夕方早々のみ」の上映に 切り替わり、平日仕事をしている身としては休みも取れず、また上映もすぐに終了してしまい、 結局観る機会を失ってしまっていた。 その後、この映画はファンの方の熱心な活動の力で全国各地の単館映画館で上映されたり、 東京でイベント開催があったり、DVD発売にまで発展 と、密かに(と言っては失礼ですが) しかし着実にファンを増やしていっていた。 それが やっっっっと久しぶりに京都で上映される。これは観に行くしかない!!! と、足を運んだ訳です。 このブログをうっかりでも見てしまった方へ とにかく見て! つか 見なはれ! DVDはアマゾンで入手できます。 レンタル屋さんにも置いていると思います。 ここからは 作品について ちょっと (ネタバレも含めて) 昨日はこの映画の片渕監督が上映後舞台挨拶に来ておられ、挨拶の中で、 「やっと帰ってきた、とゆう感じです。というのは 千年前の諸子(なぎこ)が父の転勤で防府にやってきたのでありますが、では諸子はどこから来たのか?と、調べまして、宮仕えをしていた、とゆう事は京都なので、御所の付近から今の大山崎(サントリーの醸造所のところあたり)まで牛車で行き、そこから桂川と鴨川の繋がるあたりから舟で淀川を下って瀬戸内海を渡り、諸子が乗って防府にたどり着いたシーンが ありましたが、辿るとそうなるのです。そうゆう意味で諸子も帰ってきたなあと感じております」なんと、作品には一切出てこないエピソードを披露。 最初そのエピソードにびっくりしたけれど、 ファンの方のブログ等々でこの作品に出てくる草花について「貴伊子の家先に咲いてた花は〇〇と〇〇」とか「摘んでいた花は〇〇」(ごめんなさい、花の名前が覚えられなくて・・・)と、ちゃんとその季節に咲く花だったり、映画を観ていると東京からやってきた貴伊子が最初は東京弁だったのが、最後は防府弁になってたり、 「新子ちゃん、何作ってるの?」「島!」「ふん」とそっけない返事だけど、貴伊子が新子達に馴染んでいってる 様子とか もうキリがないくらいの細かいディティールで、エピソードも含めて丁寧な作り方をされているのがすごく伝わってきました。とゆうか、実は最初の10分くらい、タイトルロールが出てくるところで涙が出てきた。 最初なんでか解らなかったけど、きっと そこまでで出てきたキャラクターの心情とかが見えたからじゃないかな、と思う。みえるくらいきちっと丁寧に作られていると思う。 千年前も千年後もきっと根本的な人の考え方や、営みとかは、変わらない。 タツヨシが言った「あしたもここで、遊ぼう、みんなで笑おう」も私もいつか聞いた言葉だ。 千年前も千年後も私は存在しないけれど、千年なんてちっとも遠いところではない。 日々は繋がり、託され託していくのだ。 そんな魔法にかけられた作品でした。 ところで、ふたつ隣に座っていたおばちゃん、最初から最後までたくさん笑っていたなあ。 顔はよく見えなかったけど、あれはたぶん 昭和30年代に子供だったおばちゃんに違いない。
by compostela
| 2010-10-18 18:32
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